刑事弁護

「法廷弁護技術研修」体験記

しんゆう法律事務所の弁護士は、弁護士会等の研修を講師側・受講生側の双方で積極的に参加しています。 今回は、私が受講生側として実際に参加した大阪弁護士会主催の法廷弁護技術研修の体験記を書かせていただきます。 一般的な弁護士会の研修は、...
冤罪

自白と取調べの歴史(江戸時代)

江戸時代において有罪判決は原則として自白がなければ下せないことになっていました。 高野 隆. 人質司法 (角川新書、2021年)Kindle版No.1794 私はこのことを今まで知らず、この一文を読んだときに衝撃を受けました。 「自白は...
冤罪

「冤罪」とは何か

しんゆう法律事務所は刑事事件に積極的に取り組んでおります。 私自身も冤罪救済活動や冤罪研究に携わっている弁護士の一人です。 ここで、「冤罪」とは何なのでしょうか。
刑事弁護

人質司法の実態―黙秘と勾留延長

2020年1月9日、森雅子法務大臣(当時)は、カルロス・ゴーン氏の会見直後に臨時記者会見を開いた。日本の刑事司法制度への批判に対し、 「人質司法」であるとの批判がなされましたが、…我が国の刑事司法制度は、個人の基本的人権を保障しつつ、事案の...
プレサンス元社長冤罪事件

プレサンス事件の無罪確定!なぜ、大阪地検特捜部は、可視化している中で自白強要をしたのか?ープレサンス事件の謎

検察官が、正式に控訴を断念し(2021年11月11日各紙報道)、山岸さんの無罪が確定した。 1 取調室を監視する録音・録画装置 録画画像からすれば、大阪拘置所の取調室は、10畳ほどはあろうか。警察署の狭い取調室とは異なり、それなりの広さ...
可視化

なぜ、大阪地検特捜部は再び誤ったのか?-プレサンス事件 供述への過度の依存と客観証拠の軽視

大阪地検特捜部が起訴したプレサンス前社長山岸忍さんに、無罪判決。特捜部は、厚労省元局長事件と同じ過ちを繰り返した。
可視化

なぜ、プレサンス社元社長は無罪になったのか。-可視化の威力

本日、大阪地裁第14刑事部(坂口裕俊裁判長、湯川亮裁判官、若園怜裁判官)は、業務上横領罪で起訴された元プレサンスコーポレーション社長山岸忍さんに無罪判決を言い渡した。判決は、大阪地検特捜部の取調べ担当検察官が、山岸さんとの共謀を疑われた部下...
取調べ

なぜ、黙秘は難しいのか?-密室の心理

前回の記事で、黙秘は真実を守ると書いたが、実際の取調べにおいて黙秘権を行使するのは難しい。弁護人が「あなたには、黙秘権があります」という説明をしただけでは、ほとんどの依頼者は、黙秘権を行使できないであろう。「黙秘を勧めます」とアドバイスして...
刑事弁護

なぜ、黙秘なのか-黙秘は真実を守る

 最近、事件報道で「被疑者は黙秘している」という表現をよく耳にする。刑事弁護の立場から言えば、ようやく日本でも「黙秘権」の重要性が理解されるようになってきた、と思える。とは言え、黙秘権ほど重要でありながら(憲法38条から直接導かれる権利であ...
その他

ブログを開設いたしました。

こんにちは。 しんゆう法律事務所です。 ブログを開設いたしました。 当事務所所属の弁護士が、テーマに沿って記事を書いていきます。 皆様のお役に立てましたら幸いです。