取調べ

プレサンス元社長冤罪事件

プレサンス事件の無罪確定!なぜ、大阪地検特捜部は、可視化している中で自白強要をしたのか?ープレサンス事件の謎

検察官が、正式に控訴を断念し(2021年11月11日各紙報道)、山岸さんの無罪が確定した。 1 取調室を監視する録音・録画装置 録画画像からすれば、大阪拘置所の取調室は、10畳ほどはあろうか。警察署の狭い取調室とは異なり、それなりの広さがあ...
可視化

なぜ、プレサンス社元社長は無罪になったのか。-可視化の威力

本日、大阪地裁第14刑事部(坂口裕俊裁判長、湯川亮裁判官、若園怜裁判官)は、業務上横領罪で起訴された元プレサンスコーポレーション社長山岸忍さんに無罪判決を言い渡した。判決は、大阪地検特捜部の取調べ担当検察官が、山岸さんとの共謀を疑われた部下...
刑事弁護

なぜ、黙秘は難しいのか?-密室の心理

前回の記事で、黙秘は真実を守ると書いたが、実際の取調べにおいて黙秘権を行使するのは難しい。弁護人が「あなたには、黙秘権があります」という説明をしただけでは、ほとんどの依頼者は、黙秘権を行使できないであろう。「黙秘を勧めます」とアドバイスして...
刑事弁護

なぜ、黙秘なのか-黙秘は真実を守る

最近、事件報道で「被疑者は黙秘している」という表現をよく耳にする。刑事弁護の立場から言えば、ようやく日本でも「黙秘権」の重要性が理解されるようになってきた、と思える。とは言え、黙秘権ほど重要でありながら(憲法38条から直接導かれる権利であり...