本日、プレサンス元社長冤罪事件に関して、証人威迫を行った検察官等に対する刑事告発に関し、大阪地検が不起訴処分としました。
告発人である山岸忍氏のコメントは次のとおりです。
大阪地検特捜部の違法取調べに対する関係者の不起訴について
大阪地方検察庁が、大阪地検特捜部検事らによる違法取調べに対する私の告発について、田渕検事、末沢検事、元部下Kの3名をいずれも不起訴にしたことは到底納得ができません。膨大な録音録画があるのに、これだけ短い期間で十分な捜査ができるはずもありません。身内によるはじめに結論ありきのおざなりな捜査だったとしか思えません。まともな捜査がなされているとは思えないのです。あの大阪地検特捜部による取調べが違法でなく、適正なものだったというのであれば、検察庁は、その録音録画を公表して、国民にその全てをさらけ出すべきです。検察庁が、決して反省しようとしない組織であることが改めて判りました。
検察審査会や付審判請求での判断を仰ぎたいと考えています。
以上
投稿者プロフィール

- 2016年千葉地方裁判所判事補任官、裁判員裁判の左陪席を担当。2021年依願退官後、しんゆう法律事務所において弁護士として稼働。冤罪の研究及び救済活動に従事。イノセンスプロジェクトジャパン運営委員。日本刑法学会、法と心理学会所属。
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